藤森丈晴が解説する【アスリートの「筋肉の質」について】

今回、アスリートの「筋肉の質」について、自身の経験から主に水泳選手を例に挙げながら解説させて頂きます。

スポーツ選手は筋肉を鍛えているイメージがありますが、実は競技によって鍛える筋肉が変わってきます。まず初めに、筋肉は主に筋繊維で構成されており、大きく3つに分類されます。

①速筋繊維(白筋)—瞬発力を要するスプリント・パワー系の運動に適していると言われており、筋収縮速度がとても速く、パワーがとても強いことが特徴です。一方で、持久性が低く疲労がとても溜まりやすいです。

②遅筋繊維(赤筋)—持久力を要する運動に適しており、疲労が溜まりにくい特徴があります。一方で、収縮速度は遅くパワーが弱いです。

③中間筋繊維—速筋繊維及び遅筋繊維がバランスよく構成されているタイプ。日本人はこのタイプが多いと言われています。

各選手が持ち合わせた筋肉のタイプで得意とする競技が決まる事が多く見られますが、全員が当てはまるというわけでもありません。なぜなら、オープンウォータースイミング(海で10Kmを泳ぎ競い合う競技)の日本代表選手が行った遺伝子検査で、それぞれのタイプが存在した結果があるからです。

 

筋肉のタイプは、産まれた時の遺伝子で決まります。しかし、毎日数時間以トレーニングを何十年も継続す上のるとことで、各々が目指すスポーツや種目に適した筋肉が発達していきます。さらに、アスリートの基本でもある食事を栄養管理することで、更に目指す筋肉の質に近づくことができます。また、アスリートはトレーニングと食事に加え、日々のボディコンディショニングも行っています。ストレッチやマッサージ、さらに気になる部分には鍼や電気治療など他にも様々なアプローチをかけ毎日絶好調な状態でトレーニングができるよう努めることで、筋肉は誰にも奪えなくお金を払っても手に入れることのできない唯一無二の肉体を作り上げているのです。

水泳選手の食事藤森丈晴氏(水泳)-ブレインパーク4

アスリートの筋肉は見た目でも一般人と違いますが、触れる事で「筋肉の質」の違いは歴然です。また、競技種目の特性によって違いを感じられます。その感覚は、「イルカの皮膚を触っているみたい」「とても硬いが中までぎっちり繊維が詰まっている」「軽くマッサージをするだけですぐに筋肉が緩む」「ふわふわで筋肉ではないみたい」など、アスリートのボディコンディショニングを担当する施術者は一番身近に感じていることであり、その表現も様々です。

読者の皆様も機会があればその違いを感じていただきたいです。そして、ご自身の身体の筋肉に意識を向けてみてください。筋肉の質に意識を向けると食事や鍛え方などの工夫ができ、唯一無二の筋肉を作り上げるげることができます。

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