ストレスが溜まると脳が疲れる原因は?脳疲労の症状やチェックテストも紹介

腰痛や肩痛、めまい、頭痛などの症状はストレスによる脳疲労が原因の可能性もあると言われています。

実際に、ストレスによる疲れに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

ストレスにより脳疲労が起こるのは、脳の前頭前野の機能や自律神経が関係しています。

本記事ではストレスで脳疲労になる原因を解説します。また脳疲労でもたらされる症状やチェックテストについてもお伝えしますので、参考にしてください。

脳疲労とは

脳疲労とは脳が疲れて、思考力や集中力、記憶力などの脳機能が低下した状態です。

脳は使い過ぎると炎症を起こし、脳疲労になると言われています。

また脳疲労は、自律神経の乱れも生じさせ、内臓機能の低下や睡眠障害、精神症状などの身体の不調をもたらします。

脳疲労の原因として考えられるのは、ストレスや情報過多です。

現代は人間関係の負担や働き過ぎ、スマホの使い過ぎなどで脳にも負担がかかり脳疲労になりやすいと言われています。

ストレスが溜まると脳が疲れる理由

最近は、リモートワークによる疲れが溜まっている方も増えています。

リモートワークで身体も動かさないのに、なぜ疲れるのか疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

体を動かさないのに、疲れを感じるのはストレスによる脳疲労が原因かもしれません。

ここでは、ストレスや脳疲労によってもたらされる脳の機能低下や自律神経の乱れついて解説します。

前頭前野の機能が低下するから

ストレスが溜まり、脳の一部である前頭前野の機能が低下すると、脳が疲れます。

人間はストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。

ストレスホルモンは通常の場合、脳に吸収されるのですが、慢性的にストレスを受けると、過剰なストレスホルモンを脳が吸収できなくなるのです。

その結果、脳の神経細胞はストレスホルモンにより破壊されます。(注1)

脳の神経細胞が破壊されると、前頭前野の機能が低下して脳疲労につながります。

自律神経が乱れるから

ストレスが溜まると、交感神経が優位な状態が続き、自律神経が乱れます。

人間やその他の動物がストレスを受けると、闘争や逃避などの身体の反応が起こります。

闘争や逃避の反応は交感神経が優位になることで起こるため、ストレスが持続すると交感神経が優位な状態を継続させることにもなるのです。

結果的に、交感神経と副交感神経におけるバランスの崩れから自律神経が乱れ、脳が疲労します。

脳が疲労する2つの原因

「がまんと忍耐」や「マルチタスク」は、脳が疲労する主な原因です。ここでは、両者によって脳が疲労する理由について解説します。

がまんと忍耐

がまんと忍耐を強いられると、脳の前頭前野に負担がかかって脳疲労になります。

人間は扁桃体と言われる部分で感情が生み出される一方で、前頭前野は感情をコントロールする役割を担っているのです。

がまんと忍耐を続けると、扁桃体からネガティブな感情が生み出されます。ネガティブな感情を抑えるために、前頭前野が酷使されると脳が疲労します。

マルチタスク

マルチタスクとは一度に複数の作業を行うことです。

たとえば、メールに返信する傍ら電話に応対したり、パソコンで作業しながら調べ物をしたりすることはマルチタスクです。

ハーバード大学の研究によると、マルチタスクは仕事の生産性を低くするとの結果もあるようです。(注2)

複数のタスクを同時に実施することで脳が疲労するため、仕事のパフォーマンスを低下させるのでしょう。

ストレスによる脳疲労の症状

過度なストレスによる脳疲労は、うつ症状や睡眠障害を招きます。ここでは、ストレスにより起こる「うつ病」や「睡眠障害」について解説します。

うつ病

うつ病になると、気分が落ち込み、日常を楽しめなくなります。食欲が無くなったり、疲れやすくなったりする症状も伴います。

また、うつ病は記憶力の低下を招き、物忘れをしやすくなるとも言われています。

うつ病の原因となるストレスを蓄積させないためにも、仕事の合間は適度に休憩を挟んだり、休日には心身を休めたりしたいところです。

物忘れ

物忘れの症状は、脳のゴミとも言われるアミロイドβが蓄積することで発症すると言われています。

アミロイドβとは、脳内で作られるたんぱく質の一種で、認知症とも関係しています。アミロイドβが発する毒素は、脳を徐々に萎縮させるため、認知症になるのです。

脳に蓄積した場合は、老人斑と言われるシミを作ると言われており、年齢と共に記憶力が低下する要因だとも考えられます。

その一方で、アミロイドβの蓄積は脳のオーバーワークによる脳疲労生じるため、若年層でも物忘れは起こり得ます。

睡眠障害

睡眠障害も脳疲労によって起こる症状で、次の状態を指します。

睡眠障害

・入眠困難:寝ようと思っても眠れない

・中途覚醒:睡眠の途中で何度も目が覚める

・早朝覚醒:起床の予定時刻よりも2時間以上も前に目が覚める

・熟眠障害:眠りが浅い、寝た気がしない

睡眠障害を放っておくと、うつ病や認知症にも発展すると言われていますので、早めに対応していきたいところです。

睡眠障害を予防する場合は、次の記事も参考にしてください。

関連記事:ぐっすり眠るための方法9選|科学的エビデンスに基づく手法をご紹介!

スマホの使い過ぎによる脳疲労

スマホに依存することで脳が疲労することを「スマホ脳過労」と言います。スマホ脳過労になると、脳内の血流が悪化することは、脳の画像検査からも確認できます。(注3)

脳の血流が悪くなると、脳細胞へも栄養が行き渡らずに、脳にダメージを与えることになるのです。

スマホ脳過労について詳しく知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。

関連記事:スマホ脳過労とは?脳の疲労がもたらす症状と改善方法について解説

脳疲労のチェックテスト

ここでは、脳神経外科医の奥村歩先生が作成した、記憶力や物忘れに関する脳チェックを引用してご紹介します。

  • ここ数年、もの忘れが増えた
  • 知っている人の名前がすぐに出てこない
  • 何かを取りに来て、その目的を忘れる
  • 約束をど忘れする
  • 3日前、何をしていたか思い出せない
  • 「話題のニュース」3つ挙げられない
  • 最近、漢字が書けなくなった
  • 最近、簡単な計算を間違える
  • 検索すれば分かることは覚えていない
  • スマホに頼り、道を覚えられない

作成:奥村 歩医師 

引用元:クローズアップ現代

これはスマホ脳過労のチェックの中から、脳チェックの部分を抜粋したものです。

実際には、行動チェックと心身健康チェックも加わり30項目中で、10個以上で「中危険度」、20個以上で「大危険度」だとされています。

このチェック項目では、チェックが3個以上(3分の1)を「中危険度」、6個以上(3分の2)を「大危険度」として脳のチェックをしてみてはいかがでしょうか。

ストレスは脳疲労の大きな原因|脳コンディショニングをお試しください

頭ほぐしの施術

現代は、脳疲労の原因となるストレスであふれています。

たとえば、人間関係や仕事、家事、育児などで精神的な負担を強いられることで脳が疲労して、うつ病や睡眠障害を発症することもあります。

とくに「がまんと忍耐」、「マルチタスク」は脳への負担も大きく、脳疲労を起こしやすいため注意が必要です。

また最近では、スマホの使い過ぎによるスマホ脳過労も問題になっています。

スマホを見ることで、脳にも負担をかけていることは理解しておきたいところです。

脳疲労を予防したい方は、ブレインパークによる脳コンディショニングもお試しください。

再生医療技術と東洋医学の理論を駆使した当院の施術により、脳疲労からの解放が期待できます。当院の医師と鍼灸師が脳の癒し空間を提供いたしますので、ぜひお越しください。

(参考)

注1:あなたを殺してしまうキラーストレスの恐怖|東洋経済

注2:マルチタスクは逆に効率が悪い理由|ダイアモンドオンライン

注3:“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?|クローズアップ現代

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