脳疲労にイミダペプチドは有効?効果がない場合の対策もご紹介

脳疲労に良いと、最近話題のイミダペプチド。書籍やネットサイトなどを通して、知っている方も多いのではないでしょうか。しかし、イミダペプチドがどのような物質で、脳疲労に対してどのような効果をもたらすのかを詳しくは知らない方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、イミダペプチドの効果について科学的エビデンスを示しながら、詳しく解説します。さらに、イミダペプチドの効果を実感できない場合の別の脳疲労への対策もご紹介。脳疲労を回復させたい方は、ぜひ参考にしてください。

脳疲労に効くイミダペプチドとは

イミダペプチド(イミダゾールペプチド)とは、2つのアミノ酸が結合してできた物質で、抗酸化作用があり、筋肉や脳疲労の原因となる酸化ストレスを軽減する働きがあります。

渡り鳥が羽ばたけるのも、イミダペプチドの効果だと言われています。なぜなら、鳥の胸肉には、豊富にイミダペプチドが含まれてるため、筋肉が疲れづらいからです。

ここでは、イミダペプチドについて詳しくご紹介しますので参考にしてください。

23種の中で脳疲労に最も効果があった成分

2003年に企業18社と総合医科学研究所が連携して行った「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」では、疲労を回復すると言われている23種類の成分の内、イミダペプチドが最も疲労を軽減させる効果が高いことがわかりました。

プロジェクトで行われた研究では、まずはデスクワークや自転車トレーニングを96名の被験者に行わせ、精神や肉体の疲労を与えました。その際に、被験者には13種類の成分を摂取させ、疲労の蓄積と回復の度合いが測定されました。

プロジェクトで使用された23種類の成分の中にはイミダペプチドの他に、ビタミンCやクエン酸、コエンザイムQ10などがあります。研究の結果では、13種類の疲労回復成分の中で最も効果が高かったのが、イミダペプチドだということが分かったのです。

抗酸化作用がある

イミダペプチドは身体に吸収される際に、いったんは小さな物質に分解され、脳の血液脳関門を通り過ぎる性質があります。血液脳関門の役割は、有害な物質を脳に到達させないためにも、大きさによって通れる成分を制限することです。そのため、血液脳関門を通って、脳に到達できる身体の血液中の成分は大きく制限されると言われています。

ところが、イミダペプチドが分解されると血液脳関門を通れるほどの大きさになるため、成分が脳に到達できます。脳に到達した後は、分解された成分が再合成されてイミダペプチドとなり脳疲労の原因となる酸化を防げるのです。

鶏肉やマグロに含まれる成分

イミダペプチドは、鶏肉やマグロに豊富に含まれる成分です。鶏肉の場合は、羽ばたく際に使う胸肉に含まれています。また、マグロやカツオなどの回遊魚の場合は、尾びれの部分にイミダペプチドが豊富に含まれていると言われています。

そのため、食事からイミダペプチドを摂取する場合は、とくに鶏の胸肉やマグロなどの尾びれの部分を食べることがおすすめです。次に、イミダペプチドの効果を検証した研究をご紹介します。

イミダペプチドの効果をプラセボと比較して検証

ここでは、イミダペプチドの効果をプレセボと比較した研究結果についてお伝えします。

プラセボとの比較検証とは、薬品や有効成分の効果について、心理的な影響を省いて検証するための比較試験です。プラセボよりも効果があった場合は、研究対象とする成分の有効性が証明されます。

健常者207名を対象にVASを用いて検証

健常者207名を対象にVASを用いて、イミダペプチドによる疲労回復について研究が行われました。VASとは現在どれくらい疲れているのかを、長さ10cmのラインの中で示してもらう疲れ具合の表現方法です。10cmのラインの左側は「疲れなし」で、右側は「想像できる最大の疲れ」が示されており、視覚的に疲れを把握するのに便利な方法です。

イミダペプチドで疲労感が軽減

疲労度の研究で行われた際には、イミダペプチドを200mg含む飲料と400mgを含む飲料を、日常作業で疲労を感じている207名に8週間継続して摂取してもらったようです。プラセボには、イミダペプチドが含まれていない飲料が使われており、比較した結果は次の通りです。

イミダペプチドの脳疲労への効果(引用元:新規抗疲労成分:イミダゾールジペプチド

表の横軸は摂取期間縦軸はVASです。グラフからも分かるように、イミダペプチド入りの飲料の方が、プラセボよりも疲労を軽減できていることが分かります。

プラセボとの比較研究でも、イミダペプチドには効果があることが判明したのです。

イミダペプチドに効果なしと感じたときに試したいこと


イミダペプチドは身体の酸化を抑えて脳疲労を軽減させる効果が期待できます。しかし、疲労の原因が酸化ではない場合やイミダペプチドが身体に合わない場合は、脳疲労を軽減できない可能性があります。

そのようなときは、ここで紹介する脳疲労の軽減方法もお試しください。

軽めの有酸素運動をしてみる

ジョギングやウォーキングなどの軽めの有酸素運動を行うと、身体の血液循環を高められるため、疲労を軽減できる可能性があります。

とくに日ごろから、デスクワークの時間が多い場合は筋肉が硬く凝りやすく、血液の流れも悪化しているのかもしれません。軽めの有酸素運動で、筋肉をほぐして血液循環を改善してみてください。

しっかり睡眠を摂るようにしてみる

疲労が取れない場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。睡眠の質を高めるには、起床時間を一定に保ち、体内時計のリズムを整えることが重要です。

また、朝食を摂るようにすると、日中を活動的に過ごせるため、ぐっすりと眠れるようになとも言われています。

質の良い睡眠を摂る方法については、次の記事にも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

参考記事>ぐっすり眠るための方法9選|科学的エビデンスに基づく手法をご紹介!

ヘッドスパや整体などのリラクゼーションを受ける

ヘッドスパや整体などのリラクゼーションは、脳血流を高め脳疲労にも有効だと言われています。また、施術を受けるとリラックスできるため、副交感神経が優位になり自律神経の乱れによる疲れの改善も期待できます。

リラクゼーション法は、ヘッドスパや整体、温泉、エステなどさまざまあるため、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。

次の記事では、リラクゼーションの一例として当院の施術についてご紹介していますので、どうぞご覧ください。

参考記事>ヘッドスパで寝落ちしたいならブレインパークへ!脳のコンディショニングにもおすすめ

イミダペプチドにサプリはある?

イミダペプチドにもサプリがあるため、赤身の魚や鳥の胸肉が苦手な方や、食べる時間がない方は利用してみるとよいでしょう。

安価なサプリだと、数百円程度のものから、高価なサプリだと90粒入りで6,000円を超えるものまであります。

安価なサプリの特徴は、イミダゾール以外の成分も含まれていることです。そのため、記入されている成分表示が純粋にイミダペプチドのみの成分ではないこともあるため注意が必要です。

表示方法には、「イミダゾールペプチド成分含有エキス〇〇mg」や「イミダゾールジペプチドを含むチキンエキス〇〇mg」といった成分表示のされ方をしています。

その一方で、高価なサプリの場合は、純粋にイミダペプチドのみが含まれていることが多いです。その場合、サプリの成分表示が「イミダゾールペプチド〇〇mg」といった表示のされ方をしています。

純粋にイミダペプチドを摂取したい場合は、成分表示をしっかりチェックしてサプリを購入しましょう。

鶏肉からイミダペプチドを摂って脳疲労を回復させよう

イミダペプチドは、鳥の胸肉や赤身魚に豊富に含まれる脳疲労の改善が期待できる有効成分です。

酸化による脳疲労を、イミダペプチドによる抗酸化作用により軽減できる可能性があります。実際に、科学研究においてもイミダペプチドによって脳疲労が軽減されたことが示されています。脳疲労が気になる場合は、イミダペプチドを摂取してみてはいかがでしょうか。

脳専門のメディカルスパ「ブレインパーク」では、再生医療と伝統医療の技術を組み合わせた施術で、脳疲労を軽減します。精神科医が監修した専門的な施術により、脳疲労の改善が期待できますので、お悩みの方はご相談ください。

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