鍼灸治療の値段とは?保険適用と自費における相場を解説

針やお灸など鍼灸施術の値段は、保険適用が適用される場合と自費支払いの場合とで大きく異なります。

鍼灸院ごとの価格にもバラつきが見られるため、料金相場の目安や高額な理由などが分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、鍼灸治療の値段について、保険適用と自費支払いの相場やメリット、デメリットをお伝えします。

自費の価格が高額な理由についても解説するので、鍼灸治療の値段について詳しく知りたい場合は、参考にしてください。

鍼灸治療の価格相場|保険適用・自費・助成制度

ここでは保険と自費の価格相場と、施術費用の助成制度について解説します。

助成制度は自費施術を割引料金で受けられる公的なサービスです。

鍼灸の料金システムを把握するために、参考にしてください。

保険適用の価格相場

鍼灸治療に保険が適用されると、医療機関と同様に1割~3割負担で施術を受けられます。年齢別の負担割合は次のとおりです。

医療費の自己負担割合(注1)

・75歳以上の場合は、1割負担

・70以上75歳未満の場合は、2割負担

・70歳未満の場合は、3割負担

・6歳未満は、2割負担

※ただし、75歳以上であっても現役並みの所得者は3割負担

また、保険が適用される場合の鍼灸の施術料金は次のとおりに決められています。

初診料

・はり又はきゅうのいずれか一方で施術を受ける場合:1,770円

・はりときゅうの両方で施術を受ける場合:1,850円

施術料

・はり又はきゅうのいずれか一方で施術を受ける場合:1,550円

・はりときゅうの両方で施術を受ける場合:1,610円

1割負担の場合における施術料金の具体例

たとえば、75歳以上の高齢者がはじめて鍼灸院を訪れて、はりときゅうの施術を受けた場合の料金は次のとおりです。

1,850円+1,610円=3,460円

3,460円×0.1(割負担)=346円

後期高齢者の場合は、初診でも約346円で施術を受けられます。施術内容により、若干の価格の変動はありますが、安価な印象です。

保険適用で鍼灸を受けるためには、医師の同意が必要で手間がかかります。しかし、自費と比べると安価に鍼灸施術を受けられる点が保険適用の魅力です。

なお、ここで紹介している保険の負担割合や施術料金は、令和2年12月時点の状態です。

法改正などにより、価格は変化しますので、正確な料金は保険施術を受けられる鍼灸院にお尋ねください。

自費の価格相場

全額自費施術の場合は、料金は鍼灸院によってばらつきが大きく異なるうえに、保険も適応されません。

保険適用時の鍼灸料金に比べると、高額になる傾向にあります。

一般的な価格相場は3千円~1万円ですが、施術料が数万円にも上る鍼灸院も存在します。

高額になりますが、鍼灸師は施術に時間をかけやすいため、行き届いた施術サービスを受けられる点がメリットです。

マッサージやリラクゼーションなどの鍼灸施術以外の方法を組み合わた、施術サービスを提供する鍼灸院もあります。

助成制度(注2)

自費施術の場合は、地域によっては助成制度と呼ばれるシステムを利用できる場合もあります。

「はり・きゅう助成制度」とは各自治体が指定した鍼灸院で、決められた額を割り引いて施術を受けられる仕組みです。

割引額は500円~1,000円で、自治体によって助成額と利用可能な回数が異なります。

各鍼灸院が指定する施術料金から助成される金額分だけ、割り引いて施術を受けられます。

医師の同意も必要ないため、利用しやすい鍼灸の割引制度です。

ただし、助成制度を利用できるのは国民健康保険もしくは後期高齢者医療保険に加入している人に限定されます。

保険適用が適用されるための条件

保険が適用されるためには、ここで解説する条件を満たす必要があります。

適用される疾患は決まっている

鍼灸施術で保険適用となる疾患は次のとおりです。

鍼灸の保険適用が可能な疾患

・坐骨神経痛などの神経痛

・リウマチ

・腰痛症

・腕が上がらない五十肩

・首や腕に痛みやしびれを伴う頸腕症候群

・交通事故や転倒後に発症した頸椎捻挫後遺症

・その他の慢性的な痛み

鍼灸で保険を適用するには、上記の疾患であるだけではなく、医師に同意書を書いてもらう必要もあります。

医師の同意書が必要

保険適用にて鍼灸を受けるためには、医師の診察を受けたうえで同意書を書いてもらう必要があります。

さらに継続して鍼灸施術を受ける場合は、6ヶ月に1度の間隔で再び同意書を書いてもらう必要もあるのです。(注3)

医師の同意書への発行に手間取る場合もありますが、医療機関と提携している鍼灸院であれば、同意書の発行もスムーズに完了するでしょう。

保険適用と自費の鍼灸治療を比較

ここでは、保険適用と自費で鍼灸治療を受けた場合のメリットやデメリットについて両者を比較します。

保険適用のメリット・デメリット

保険適用で鍼灸施術を受けた場合のメリットとデメリットについて紹介します。

保険適用のメリット

保険適用のメリットは、健康保険組合が治療費の7割~9割を負担する点。数百円~千円程度で鍼灸施術を受けられるのは大きな魅力です。

保険適用のデメリット

保険適用のデメリットは、次のとおりです

・施術単価が安価であるため、必要最低限の施術だけしか受けられない

・医師に同意書を書いてもらうのに手間がかかる

・施術を受けられる症状が限られる

鍼灸施術で保険が適用される症状は、身体の痛みです。

そのため、美容鍼を受けたり、自律神経の乱れによる耳鳴りやめまい、内臓の不調に対する治療は保険の適用範囲外であるため、注意しましょう。

自費のメリット・デメリット

自費で鍼灸施術を受けた場合のメリットとデメリットについて紹介します。

自費のメリット

自費施術のメリットは次のとおりです。

・鍼灸院が独自に施術単価を決められるため、施術時間や内容を充実させやすい

・医師の同意が必要ないため、手続き上の手間がかからない

・痛み以外の症状でも鍼灸施術を受けられる

自費施術は保険が適用されない分、施術内容や適用症状の自由度の高い点が魅力です。

自費のデメリット

鍼灸の自費施術のデメリットは、高額な点です。とくに慢性症状の場合、複数回の通院が必要な場合もあります。

経済的な余裕がない場合は、通院を継続するための治療費を捻出できずに、しっかりと治療を受けられない場合もあるでしょう。

鍼灸の自費治療の費用が高い理由

自費で鍼灸を受けた場合の料金が高い理由は、次のとおりです。

鍼灸が高額な理由

・鍼灸師は国家資格を取得して専門の技術を有しているから

・一人ひとりに時間をかけて丁寧に施術を行っているから

・鍼灸以外の施術がサービスに含まれているから

各項目について詳しく解説しますので、参考にしてください。

国家資格を取得しており専門の技術を有しているから

鍼灸師になるためには、数百万の授業料を払い、3~4年間大学もしくは専門学校に通う必要があります。

鍼灸施術のための専門技術を取得するために、多額の費用と長い年月が費やされているため、自費の施術費が高くなると考えられます。

一人ひとりに時間をかけて丁寧に施術を行っているから

自費の鍼灸院の場合、一人ひとりに時間をかけてマンツーマンで施術が行われることが多いです。

1人の患者に手間と時間をかけて丁寧に施術を行われるために、施術費が高くなると考えられます。

鍼灸以外の施術がサービスに含まれているから

鍼灸以外のサービスの充実により、施術時間や技術料、材料費が加わり、料金が高くなっている可能性も。

サロンやスパが提供する鍼灸の場合、オイルマッサージや揉みほぐしなど、鍼灸以外のリラクゼーションやトリートメントが施術内容に含まれている場合があります。

サービス内容が充実することで、より重厚で満足感の高い施術を受けられるメリットがあります。

鍼灸治療は値段以外の要素も重要!サービス内容と技術にも注目しよう

保険適用もしくは自費支払いの鍼灸院で、値段は異なります。保険適用で施術を受けると、数百円~千円程度の安価な料金で施術を受けられます。

一方で、自費で鍼灸治療を受ける場合は、3,000円~10,000円でが一般的で、さらに高額になる場合もあります。

しかし、自費治療が高額である分、施術内容が充実していたり、リラクゼーションやマッサージなど他の施術サービスが含まれていたりする場合もあるようです。

施術料金が高い分、鍼灸師も施術時間を長めに確保できるため、患者側は行き届いたサービスを受けられる点も魅力でしょう。

自分に合った鍼灸治療を選ぶ場合は、料金の高低だけではなく、施術内容にも注目する必要があります。

ブレインパークでは、自費にて11,000円から鍼灸施術を受けられます。

オイルマッサージや再生医療の技術を応用した治療も取り入れておりますので、詳しくは施術メニューをご覧ください。

ブレインパークの施術メニュー

 

ご予約はこちら

 

(参考)

注1:はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給について|厚生労働省

注2:全国のはり・きゅう・マッサージ施術費助成制度|公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

注3;はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の同意書について、平成30年10月1日からの取扱いをお知らせします。|厚生労働省

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